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東北大震災から2年…祖母置き逃げた自分呪う

今年で東北大震災から14年が経ちました。その年に生まれた子はもう中学生です。月日の経つのは早いものだと感じます。
さて、東北大震災で起きた出来事について書かれたこちらの記事は有名なので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、シェアさせてください。
おそらく、ご自身の年齢によって感じ方や受け止め方も異なるかと思いますが、こんなに優しいお孫さんをお持ちのおばあさまは、幸せだったのではないかと感じました。
読みにくいかもしれませんので、以下をご参照ください。

大学生の女子。何をしていてもあのことばかりを思い出してしまいます。
あの日、私は祖母と一緒に逃げました。でも祖母は坂道の途中で、「これ以上走れない」と言って座り込みました。
私は祖母を背負おうとしましたが、祖母は頑として私の背中に乗ろうとせず、怒りながら私に「行け、行け」と言いました。私は祖母に謝りながら一人で逃げました。
祖母は3日後、別れた場所からずっと離れたところで、遺体で発見されました。
気品があって優しい祖母は私の憧れでした。でもその最期は、体育館で魚市場の魚のように転がされ、人間としての尊厳などどこにもない姿だったのです。
助けられたはずの祖母を見殺しにし、自分だけ逃げてしまった。そんな自分を一生呪って生きていくしかないのでしょうか。どうすれば償えますか。毎日とても苦しくて涙が出ます。助けてください。
お手紙を読みながら涙が止まらなくなりました。こんなに重い苦しみの中でどんなにつらい毎日かと思うとたまりません。ただあなたは祖母を見殺しにしたと思っていらっしゃいますが、私にはそうとは思えません。
おばあさまはご自分の意志であなたを一人で行かせたのです。一緒に逃げたら二人とも助からないかもしれない、でもあなた一人なら絶対に助かる。そう判断したからこそ、あなたの背中に乗ることを頑として拒否したのでしょう。
おばあさまは瞬時の判断力をお持ちでした。その判断力は正しく、あなたは生き抜いた。おばあさまの意志の反映です。人はどんな姿になろうとも外見で尊厳が損なわれることは決してありません。たとえ体育館で転がされるように横たわっていても、おばあさまは凛とした誇りを持って生を全うしたと思います。
おばあさまの素晴らしさはあなたの中に受け継がれていることを忘れないでください。
おばあさまが生きていたらかけたい言葉、してあげたいことを、周りに居る人たちにかけたり、してあげてください。そのようにして生き抜くことが憧れだったおばあさまの心を生かす道に思えます。

皆さんはこのお話を読んで、ご自身の経験や大切な人への想いについて、どんなことを考えましたか?

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