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街角の「裸婦像」はヌード?アート? 公共空間にあふれているのは日本だけ…静岡市長の移設論の是非は
街角の「裸婦像」はヌード?アート? 公共空間にあふれているのは日本だけ…静岡市長の移設論の是非は
「今の時代にそぐわない」。静岡市長が昨年末にばっさり切ったのが、まちでよく目にする裸婦像だ。戦後の日本で「平和」の象徴などと意味づけられ、駅や公園に置かれてきた。美術館といった「閉じた空間」に移すべきだと主張する市長に対し、市民らの多くが「愛着があるのに」「芸術だから問題ない」と戸惑う。令和の時代、公共空間の裸婦像をどう考えればいいのか。(山田雄之)
街角にある「裸婦像」を前に、お子さんが「なんでこの人は裸なの?」と尋ねたとき、すぐに答えられる方はどれくらいいるでしょうか?
また、じっくり鑑賞している人を見て、芸術の価値がわからない人が「なんだか怪しい」と思うこともあるかもしれません。
芸術は素晴らしいものですが、誤解を招く可能性があるものが、駅前など誰もが通る場所に設置されているのは、静岡市長がおっしゃるように「場所を考える」必要がありそうです。
美術館や博物館といった施設の中でなくても、庭園や有料の公園に設置することで、ちょっとした観光スポットになる可能性もありますよね。
日本では「アートだから」「カルチャーだから」と、許容される範囲が広いように感じます。
例えば、秋葉原駅前には露出度の高い服を着たアニメキャラクターの広告が多く見られますが、あの光景こそ海外ではほぼ見られない異質なものかもしれません。(だからこそ観光地にもなっていますが)
皆さんは、裸婦像が街中にあることについて、どう思いますか?