ニュースキュレーション
NEWS CURATION
ブラックフライデーと消費欲の話。物があふれる時代に、無駄な買い物をしないために

部屋を見渡せば、必要なものはすでに揃っている。
冷蔵庫には食べ物があり、クローゼットには服があり、
スマホやネットや動画まで、指先で世界が手に入る。
それでも、
胸の奥が少しだけざわつくのはなぜか。
“新しい何か”を求める、小さな渦が生まれるから。
記念日が来ると、浮かび上がる広告の光。
バレンタインデーになると、頬を染めながら
誰かに贈りたくなる、何かを。
その渦の名は、消費欲。
何でもある時代だからこそ、空白を埋めたくなる。
「買わなきゃ」「他の人が持ってる」「私も欲しい」
そんな心の呟きが、セールの鐘とともに響く。
例えば、Black Friday(ブラックフライデー)。
元々は、在庫処分のための店の戦略だったと言われる。
その背景については、
Black Friday – Wikipedia
にも記されている。
その日を境に、売り手も買い手も“特別”を演じ始める。
「今だけ」「限定」「残りわずか」
その言葉が、理性をそっと抱え込む。
でも、ちょっと待って。
私たちが命を削って得た「お金」で、
また無意味に積み上げていっていいのだろうか。
箱を開けたとたんに、感動が消えてしまうものばかりを。
「買った」という満足が、
ほんの短い瞬間で終わってしまうものばかりを。
必要とするものがないなら、
「いらないもの」を増やさない勇気を。
セールの波に呑まれそうな時には、
立ち止まって、問いかけてみよう。
「本当にこれを必要としている?」と。
「これを買うことで、私の暮らしは豊かになる?」と。
そして、
消費欲に翻弄された物ではなく、時間を、思い出を、関係性を、
自分たちで育てることができたら。
それは、最も大切な、心の豊かさになる。
この時代、ものが溢れているからこそ。
消費欲という渦に、たったひとときのさざ波に乗るのではなく、
自分で波をつくる存在を目指そう。
物を“集める”暮らしから、
心を“育てる”暮らしへ。
消費欲に関する動画を紹介して終わります。